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help リーダーに追加 RSS 米国で脳のステロイド広がる 〜人間の際限ない欲望、今こそ知足原理を行動規範に〜

<<   作成日時 : 2008/05/19 18:09   >>

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米国社会の病理を現わしている。美容整形、筋肉増強剤の次は薬物による脳の人為的な改造である。資本主義経済の最先端を走る米国では、ここまでやるのかと驚くとともに、人間の絶える事のない欲望の強さを改めて思い知った。
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禅の教え、老荘思想(Taoism)には「吾唯足知」(ワレタダタルヲシル)がある。これは京都の竜安寺にある水戸光圀が寄贈したと言われるの蹲(つくばい)の表面に彫られている「吾唯足るを知る」に繋がっている。この蹲の言葉は「人は欲張らず、今の自分を大切にしなさい」という意味であり、要するに「足る事を知る人は不平不満が無く、心豊かな生活を送ることが出来る」ということのようです。パンフレットには "I learn only to be contented" と英訳されている。意味的には、『民際英語でいこう』の著者 池内尚郎氏の英訳、He who knows enough is enough will be always happy. の方が現実的であり、米国人にも理解しやすいだろう。

21世紀の世界的な問題は全て人間の際限のない欲望から生じていると思う。今こそ、人類の破滅を回避するためにも、[知足原理」を世界の人々の行動の規範にしなければならないと思う。


画像「脳を活性化する薬」が米国知識層に蔓延:読者からも多数の使用報告(1)
http://news.goo.ne.jp/article/wiredvision/nation/2008news1-16837.html
ワイアード読者を対象とした調査結果がなんらかの傾向を示唆しているとしたら、それは能力を向上させる薬の使用が、スポーツ界からオフィスへと広がりつつあることを意味する。

といっても、アナボリック・ステロイド[筋肉増強剤]の話ではない。「脳のステロイド」、すなわち脳の働きを活性化する薬のことだ。

どうやら、驚くほど多くの人たちが、より精力的に、より長い時間、より優れた仕事をするために、脳を活性化する薬を使用しているらしい。本来なら睡眠障害や注意欠陥障害(ADD)の患者に処方される薬を、仕事や学業の成績を向上させる目的で服用しているわけだ。

博士号を持つ、とある科学研究員はこう話す。「われわれは、大酒を飲んだ後にレジ係として1日中忙しく働くために覚醒剤を摂取する、クラブ好きのティーンエイジャーではない。責任ある大人だ」。この研究員は、通常は睡眠障害に処方される『Provigil』(モダフィニル)という覚醒促進剤を常用している。

この研究員はホワイトヘッド生物医学研究所に勤務している。マサチューセッツ工科大学(MIT)の関連機関であり、優秀さで知られる研究所だ。しかし、仕事のために超人的な集中力を獲得するという、適応症以外の目的のために処方薬を使用することは法的にはグレーゾーンに入る行為のため、研究員は匿名を希望している。

薬を使用しているのは、この研究員だけではない。

ワイアードでは先日、科学者や研究者のおよそ2割が脳の働きを活性化する薬を使用しているという『Nature』の調査結果についてお伝えした(日本語版記事)が、その記事の最後で、われわれは読者に質問する形で、こうした薬の使用経験についてアンケート調査を行なった。すると、驚くほどの反応が返ってきた。

50人を超えるワイアード読者が、コメント欄への投稿や電話、インスタント・メッセージを通じて回答を寄せ、薬の使用とその効果について語ってくれたのだ。(この記事の最後で、科学者や大学生、事業主から寄せられた回答の一部を紹介する。)

複数の回答者が、集中力や記憶力を高めるために、注意欠陥多動性障害(ADHD)などの治療薬として最も一般的に処方される『リタリン』(メチルフェニデート)や『Adderall』(アンフェタミン)などの薬を使用しているという。[日本ではアンフェタミンは覚醒剤に指定されており、不法な所持、使用により10年以下の懲役に処せられる。]

また、Provigilの使用報告もあった。Provigilは、睡眠障害の患者の覚醒を促進し、睡眠を取ったのと同じ効果をもたらすために開発された薬だ。

回答者が使用を報告した薬のほとんどが、2つのカテゴリーのどちらかに当てはまる。集中力を高める薬と、眠気を抑える薬だ。

リタリン(メチルフェニデート)、Adderall、『Focalin』(デキサメチルフェニデート)は前者のカテゴリーに属する。これらの薬に関しては、健康な成人の認知機能を高める可能性が、一部の研究によって示されている。

後者のカテゴリーに関しては、カフェインからProvigil(モダフィニル)まで、疲労感を取り去る効果を持つ広範な種類の薬がこれに該当する。

米食品医薬品局(FDA)が、能力向上目的でのこうした薬の使用を認可する見込みは薄い。そのため、こうした化学物質の実験を行なう人々は、組織に属さない個人の立場で、自分たちの体を実験台に薬をテストしている。それは不特定多数の人々による、無計画でその場限りの脳機能向上テストだ。

彼らの行ないは、古くは16世紀の生理学者サントーリオ・サントーリオにまでさかのぼる、自己実験という科学の伝統につらなるものともいえる。

患者のためのソーシャル・ネットワーク・サイト『PatientsLikeMe』を運営するJamie Heywood氏などは、[オーダーメイド医療ならぬ]「オーダーメイド研究」(personalized research)という、臨床試験の新時代を表わす造語まで考案している。

前述のホワイトヘッド研究所の研究員は、次のように記している。「こう言うと、初心者向けの注意事項めいて聞こえるが、私はあくまで明確なルールを守って薬を使用しており、薬の使用が非常に有益な体験となるよう心がけている。

私は数週間かけて薬の服用実験を行なった。まずは朝に200ミリグラム、その後に100ミリグラム、50ミリグラム、10グラムと服用し、それから朝の摂取量を増やして昼食時の量を減らした」

他の回答者たちも、適切な服用量を知るために同じような実験を行なったと報告しており、このようなことは、一般に薬物乱用に見られるような服用パターンには当てはまらない[リンク先は、筋肉増強のためのステロイドを服用する高学歴ホワイトカラー層が増えている、という日本語版過去記事]。

科学者の2割が向精神薬を使用:『Nature』の調査
オンライン版『Nature』が4月9日に発表したオンライン調査結果によると、主に科学者からなるコミュニティーから得られた回答の20%が、『リタリン』(メチルフェニデート)や『Provigil』(モダフィニル)など、「脳の働きを活性化する薬」を使用していると認めている。

[メチルフェニデートは難治性・遷延性鬱病や慢性疲労症候群などに使われる中枢神経刺激薬。注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療薬ともされ、75%以上は子供に処方される。約85%が米国で消費されているが、日本では2007年ころから「リタリン依存」が社会問題化。薬事法の改正で、通常の向精神薬よりも一段と厳しい管理が要求されるようになった。医師の処方が有れば合法的に入手できるため、覚醒剤などの薬物に比べて入手しやすく、中枢神経刺激剤としての乱用が問題となる。処方に従わずに規定量を逸脱した量を服用した場合、副作用や後遺症、薬物耐性による服用量の増大、依存などを引き起こす可能性が高い。

モダフィニルは、日本での商品名は『Modiodal』。ナルコレプシーの治療に使用される薬剤の1つだが、欧米では「覚醒促進剤」としても販売。米軍などでは兵士を長期間覚醒し続けさせるための薬として研究されている(日本語版記事)]

プロプラノロールのようなベータ受容体遮断薬を試したことがあるのは、全体では14%に留まったのに対し、Provigilを使用していたという回答者では44%、そしてリタリンを使用する薬を摂取していた回答者では62%に上った。

[プロプラノロールは、アドレナリンやノルアドレナリンの作用に拮抗する、抗アドレナリン作動薬の1つ。不整脈、高血圧、心筋梗塞、緑内障、偏頭痛の治療に使用され、副作用として喘息を悪化させる。「トラウマ的記憶を和らげる効果」があるという研究についての過去記事(日本語版記事)はこちら]

1427人から回答を得た今回の調査が実施されたのは、2007年12月、Natureに掲載されたコメンタリーがきっかけだ。[コメンタリーは、ケンブリッジ大学研究者らによるもので、記憶や集中力を向上させるなどの効果を謳う各種の「脳を活性化させる薬」を、科学者コミュニティの「健康な人」が利用している現象について紹介、倫理的な問題が提起されている、と主張する内容。2008年1月には、これに対するコメントが掲載されたと同時にオンライン調査が開始された。]

こんななか、エイプリールフールには、米国立衛生研究所(NIH)が、科学者への資金援助の条件として脳のための「活性剤」の使用を規制する計画だという話が広まった。

これは、カリフォルニア大学デービス校のJonathan Eisen教授(進化生物学)が仕掛けたもので、ブログに投稿した「エイプリルフールの冗談」がまんまと成功したものだ。

そこで、ワイアード・ニュースを読んでいる科学者のみなさん(そして、科学者ではない読者のみなさん)に、3つ質問をしたい。

「知性を増強する薬」を使用したことはありますか?
その効果はありましたか?
あなたの体験を教えてください。
「知性を増強する薬」にまつわるエピソードを提供してくれるつもりがあるなら、遠慮なく、コメント投稿や電子メール(alexis_madrigal@wired.com)、インスタント・メッセージ(『AOL Instant Messenger』(AIM)、gatobarb)、あるいは電話(415-276-8481)で意見を寄せてほしい。個人情報が公開されることはない。[原文記事には、現在115件のコメントが寄せられている。]

[日本語版:ガリレオ-向井朋子/合原弘子]
WIRED NEWS 原文(English)

一般層に広がる「ドーピング」:高学歴の若いホワイトカラーが中心
http://wiredvision.jp/news/200710/2007103023.html

民際英語でいこう
http://minsai.exblog.jp/tb/6692703
「足るを知る」と「賢くなる」と「もったいない」
http://www.gamenews.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/1620
1度きりの人生を幸せに生きる
http://www.happy-1life.com/waretada.htm

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