【墨田区】東京スカイツリー 本当に必要か? 【610m】

新タワー名称は「東京スカイツリー」
2008.6.10 14:23


 東京都墨田区で平成24年春に開業し、関東一円に地上デジタル放送の電波を送り出す新タワーの名称が、全国投票の結果、最多得票の「東京スカイツリー」に正式に決まった。新タワーや周辺の事業主体である東武鉄道などが10日、都内で発表した。

 応募総数は11万419票。「東京スカイツリー」は大空に向かって伸びる大木のようなタワーのもとに集い、皆で心を寄せ合う様子をイメージしている。

 新タワーの名称は、まず昨年10月から1カ月間に全国から公募。集まった1万8606件の中から今年3月、有識者ら10人による名称検討委員会が(1)東京EDOタワー(2)東京スカイツリー(3)みらいタワー(4)ゆめみやぐら(5)ライジングイーストタワー(6)ライジングタワー-に絞り込み、4月から2カ月間、全国投票にかけていた。

 新タワーは7月に着工され、高さは610メートル。総事業費は600億円。
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新東京タワーの外観デザイン。先端は円筒形で、下にいくにつれて三角柱となるデザインで、日本伝統建築の五重塔の構造を元に耐震性や耐風性を高めた(提供写真) 新東京タワーの外観デザイン。先端は円筒形で、下にいくにつれて三角柱となるデザインで、日本伝統建築の五重塔の構造を元に耐震性や耐風性を高めた


東京都墨田区押上に建設される地上デジタル放送用の電波塔の名称が『東京スカイツリー』に決定した。2008年半ばに着工、2011年半ば竣工予定。完成すれば高さ高さ610、m日本一の建造物となる予定です。
現在公表されているデザインは、五重の塔を参考にした地震などによる揺れを抑える構造で、概観は日本刀の緩やかな曲線をイメージし、隅田川にマッチするよう、シルバーとブルーを基調とする予定。
完成すれば現在世界一であるカナダ(トロント)のCNタワー(1976年完成)を越し、中国の広州にできる同じ610mの広州テレビタワー(2009年完成)に並ぶが、あっという間にモスクワ、ドバイ、上海といった成金都市に計画されている超高層タワーに追い抜かされるようです。
東京タワーの場合は日本の発展を象徴していましたが、新東京タワーは日本の成熟を象徴する建物でありたい。独裁的な新興国と建築物の高さ競争することは全く意味がないことです。欧米諸国は明らかにこのような競争からは降りています。
東京都墨田区では、この新東京タワーを下町活性化の切り札にしたいようですが、もはや建築物ひとつで活性化するような時代ではありません。下町カルチャーと結びついた仕掛けがないと、おそらく人は集まりません。

名称が決定したものの、そもそもこのような巨大なタワーが必要なのかという意見もあります。あまり報道されていないが、元祖東京タワーでもアンテナを改修(高さを付け足し)すれば、デジタル放送対応できると発表している。それでも羽田空港の管制上邪魔なので、移転するということでしょうが、確実なのは放送設備賃貸料が現在の東京タワーよりもはるかに高額になってしまい、その負担が廻りまわって国民に還って来るという事です。

事業主体が民間の東武鉄道といえども、公共性の観点からも国や東京都には積極的に関与してもらいたい。
巨大な建築物を建てるよりも、高速道路や電線の地中化や緑地の拡大の方が都市の景観を向上させるには効果があるであろうし、都民の生活にとっても、その方が望ましいはずです。

画像なお、高さ 160メートルの大阪タワー(大阪市北区大淀南)は朝日放送の移転に伴い、2008年に隣接するホテルプラザとともに解体・撤去される。間違っても東京に対抗して、”新大阪タワー”なんか建築しないように。

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