【崖の上のポニョ】 イマジネーションあふれるファンタジー ~千と千尋を超えるか?~

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宮崎駿監督、による2004年の『ハウルの動く城』に続く4年ぶりの作品(原作・脚本・監督の3つ全てを担当するのは、2001年公開の『千と千尋の神隠し』以来7年ぶり)【崖の上のポニョ】が7月19日から東宝系で公開されている。制作はスタジオジブリであり、コンピューター(CG)を一切使わず、手書きによって作画(但し作画以降の彩色・撮影はデジタル)されており、これまでのジブリと違った、新しい試みになっている。








映画評論を転載します。
画像 解説: 大ヒットを記録した前作『ハウルの動く城』以来4年ぶりに宮崎駿監督が手掛けた心温まるファンタジー。アンデルセン原作の童話「人魚姫」を基に、人間になりたいと願うさかなの子と5歳の男の子の友情と冒険を生き生きと描く。『風の谷のナウシカ』以来長年宮崎作品の音楽を担当してきた久石譲が今回も音楽を担当し、美しい音色で作品を盛り上げる。CG映像全盛の今だからこそ、あくまで手描きアニメーションにこだわった驚異の映像は必見。(シネマトゥデイ)

画像 あらすじ: 5歳の少年宗介は、海辺の小さな町のがけの上の一軒家で暮らしていた。市街地から外れた彼の家の周囲には何もさえぎるものはなく、ただただ青く美しい海と空が広がっている。仕事で留守になりがちな父親の不在を寂しく思っていた宗介だったが、ある日、浜でさかなの子ポニョと出会うことでその寂しさも忘れ、やがて2人は強いきずなで結ばれていく。(シネマトゥデイ)

映画レポート「崖の上のポニョ」日本人の萎えた心を蘇生させる、純度の高いファンタジーの傑作
 一途な想いを募らせて荒れ狂う波の上を全速力で走って走って跳躍し、どこまでも少年を追いかける少女――。横溢するパッションと歓喜のデフォルメに、アニメならではの幸福感が凝縮される。そう、幼少期にまで遡らなければ、もはや世の中を肯定することなどできないとばかりに、宮崎駿は臆面もなく5歳児や恋する人魚の主観になってみせる。ストーリー性よりも、こうあるべき慈愛に満ちた世界と高揚する映画的な瞬間が優先されるのだ。  ただし、ポジティブ思考の塊にも思える本作の背骨には、現状への痛烈なアンチテーゼが貫かれている。「ハウルの動く城」までに自分たちが積み上げてきた高度な表現技術の否定。手描きの絵を動かすという素朴なアニミズムによってこそ、生きとし生ける者に宿る生命感は謳い上げられる。さらに、「ゲド戦記」に象徴される息子世代の虚ろなエピゴーネンへの嘆き。強い意志もなく、観念や打算だけでは映画は生まれないという戒めだ。狂おしいまでの熱情によってこそ、生きる力が発揮されるという構造もそのために思える。そして根っこにあるのは、子供たちの可能性を奪う閉塞した現代への憤り。批判精神を押し込め、希望へと反転させた豊かな映像には凄味さえ備わり、宮崎の祈りにも似た切実な次世代への想いが全編にみなぎっている。これは、あふれんばかりのイマジネーションの大津波を浴びせかけ、日本人の萎えた心を蘇生させる、純度の高いファンタジーの傑作である。(清水節)(eiga.com)


「崖の上のポニョ」の評判は公開前から賛否両論があり、評価は大きく二極化しています。確かに「となりのトトロ」の好きな人にはいいかもしれませんが、「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」のファンには少し物足りないのかもしれません。それにしても♪ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、さかなの子~と歌う主題歌、あれはサブミナル(洗脳)ソングではないでしょうか?ずっと頭に残ってしまう…

「崖の上のポニョ」は公開3日間の成績で、動員が125万1107人、興収は15億7581万7355円。夏休み映画の中で洋画、邦画合わせても断然のトップです。滑り出しこそ「千と千尋の神隠し」には及びませんが、最近は一度ランキング上位に入るとスパイラル的に売り上げを伸ばし、さらにメガヒットに育つ傾向が強いので、最終的には興行収入で「千と千尋の神隠し」を追い抜く可能性すらあると思います。

そういう小生も“スカを掴んでお金を無駄にするのはイヤ”なので、どうしてもインターネットで評判を調べました。「崖の上のポニョ」は全ての人にお勧めする映画ではありませんが、夏休みに小学生を連れて見に行くには”ハズレ”ではない!?皆さんは、どうでしょうか?

映画「崖の上のポニョ」公式サイト www.ghibli.jp/ponyo/
てすかとりぽか 『崖の上のポニョ』 クトゥルー神話 http://budouq.blog5.fc2.com/blog-entry-625.html
「崖の上のポニョ」 すべて世は事も無し http://www.asahi.com/showbiz/column/animagedon/TKY200807070117.html


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